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日記のような脳内メモ。
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■さっきamazonのCDランキングを見たが、本当に唖然とした

よい音楽が売れるべき、貨幣でもって評価されるべきというのは正しい。しかし何をもって「よい」とされるかにおいて、この人は「人間ががんばってる」ことを持ち出した。苦労して手間隙かけてプロが真剣に心血を注いだものが良いもの、買われるべきもの。と定義している。

しかし残念ながらそうではない。何が「よい」かを決めるのは、聞き手の耳であり、作り手の努力の総量ではない。真摯な努力は報われるべきである、と前置きをしても、だ。

そうなるとミクが機械の歌い手であることは特にたいした問題ではなくなってしまう。人間なら意識せずともできるほどの微妙なポルタメントは、ミクは丁寧に入力してやらなければ歌えない。努力の総量で価値が決まるのなら、この時点でミクとその使い手は人間の歌い手を超えてしまう。エントリにあるように日常の管理や不安との戦いだって努力だろうと言うなら、VOCALOIDのエンジン開発から、それを使う人間の音楽構築の知識の蓄積や、たった一人で(一人でという純度の高い創作を可能にしたのもまた機械である)アイディアを形にする濃密な創作の為の時間を確保する、それも努力であろう。違う形の努力を続ける二人のそれに絶対的な価値の優劣などない。

機械は人の手抜きを助けるものだ、という意識なのかな。
機械を使う人間は、例外なく手作業よりラクをしている怠惰な人間であり、怠惰な人間の創作よりも、真摯に努力をする誠実な人間の努力の結晶である作品を買え、と。
当たり前だがこのエントリを書くということは、ボカロファンではないのだから、実際のVOCALOIDを使う、ということをよくは知らないんだろう。
非常に単純で簡単なこととして捉えていると思われる。

これもまた残念ながら、VOCALOIDは「まだ」そこまで簡単じゃない。
こういう人のVOCALOIDのイメージって、ある意味すごくハッピーでラクチンで、むしろ現状のボカロ使いやファンが望んでるものに近い気がする。
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