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日記のような脳内メモ。
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あの曲の師匠の声はたいそうセクシーで大好きです。あの声で電話されたら腰から砕けてガクガクする自信ある。されないから安心しろ。
SNS日記やらtwitterやらあちこちに書き散らかしてるのを、一応ちゃんとまとめることにしました。ここ本拠地。にゃぽやがくぽSNSからの転載もちょこちょこのっけてくと思います。


5分でわかるPCL

すごいまとめ能力だ。遊牧家族さんはちょう仕事ができそう。こういう人をキレ者っていうんだぜ。
多分現状で一番分かりやすく正確だと思う。


twitterから。
『金銭でなく賞賛だけを対価にして作品を生む無名のクリエイターは、匿名だからこそ大量に生まれた面がある』

最後の2段落について。
CGMやUGCの最も大きく切実な危機は、権利者の圧迫や悪意ある第三者企業からの搾取ではなく(いやそこにも気を配らねばならないのは確かだが)こういう「自壊」だと思う。
出る杭打ち過ぎ、みんなもっとやさしくしようぜ!ってことではない。そういうことではない。そういう個人レベルの心がけで変えていけることは少なくないが、そういうことではない。
誰か悪い心がけの人がいて、そいつがいなくなれば解決!っていうことでもない。
仕組みとして、リテラシーとして、打たれた杭を守る適切な機能がどこにもないってことだ、それが問題。
かろうじてあるのは「匿名」という薄い盾だけ。それが現状。

フェイマスになること、多くの人に個人やその創作が知られることは、大なり小なり良かれ悪しかれストレスなんだ。
良い作品を生む才能を持った人間が、そのストレスに耐えるだけの胆力を持ち合わせているとは限らない。またそのストレスをうまく癒せる協力者や方策を持っているとも限らない。
目に見える悪質なストーキングや執拗な粘着、ねたみそねみ、それにまつわるトラブルはもちろんのこと、小さなトゲのような、なにげない悪意や善意(ときに善意の行動は悪意よりも始末が悪い)も数が集まれば、アーティストを殺す弾丸になりうる。その弾丸から創作者を守る盾がない。

商業音楽がメジャーデビューした途端、やれレコード会社担当だの音楽事務所だのとアーティストを十重二十重に囲い込むのは、なにも権威や利権のためだけではないよ。あれは分厚い盾でもあるんだ。それこそ江戸の、ルネッサンスの昔から芸事にはタニマチや幇間やパトロンやグルーピー(は違うか?)がつきもので、彼らがたとえ歓迎されてはいなくともずっと存在し続けていられたのは何故か?盾は必要だったということだ。いつの時代も。
インターネットはその盾を無力にした。創作者はのびのびと外を闊歩し、自由に作品を作れるようになったかわりに、数の弾丸から身を守る盾を失った。

そして匿名そのものにも弊害はある。上記のURLにあるように権利関係の諸々は勿論、匿名ゆえに望まぬ名や意味をつけられることに耐え難い苦悩を持つ創作者だっているだろう。
これをどうクリアするか、それは全くの模索中だ。
誰か天才が素晴らしいシステムを生み出すかもしれない。
いつのまにか、なんとなく、うまいことまわる仕組みが出来るかもしれない。
何もできなくてどんどん問題が表面化して全てが瓦解するかもしれない。
最適化を続けるネットリテラシーが育っていくかもしれない。
誰にもまだ分からない。

私たちは、新しいところにいる。
目の前には見たことのないドアがある。
いや本当にドアなのかどうかすらわからない。
今まで長い時間をかけて積み重ねてきたやり方は、どうやらこのドアらしきものに無力ではないけど足りないようだ。
探さなければいけない。たったひとつとは限らない冴えたやり方を探さなければいけないらしい。
この、むごいほどにフラットで魅力的なネットという地平を住みよいものにするためにね。
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